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【獺祭の生みの親】

2016.11.29

先日、獺祭の生みの親、旭酒造の社長・桜井さんの話を聞く機会があった。

今や、純米大吟醸の代名詞ともなった獺祭。

しかしながら、桜井さんがここまでたどり着くのに、数ある苦難を乗り越えてきたという。
語り口は静かで紳士的な風貌だが、実は熱いサムライ。
1-2億の年商で倒れそうになっていた酒蔵を引き継ぎ、100億を超える企業に育てた立役者。

人間まずは志が大切という。

桜井さんの思い、「とにかくおいしいお酒を造りたい」。
おいしいお酒を作るにはおいしいお米を仕入れる必要があったが、地元の米は購入を断られ、捜し歩いて兵庫県で山田錦とめぐり合った。
また、従来まで杜氏に頼っていた酒造りを、杜氏の退社をきっかけに、自らが学び、マニュアルを作り、社員皆で協力して作ってゆくやり方に変えた。それにより、冬のみでなく四季を通じて製造できる体制を作った。
また、たくさんの量をさばいてくれる大手流通に主導権を握られると、価格も独自に決められなくなることから、その誘いも断り、おいしいお酒をわかってくれる取引先を通じて売ってゆく販売体制を貫き通した。

とことんまで米の磨きにこだわり、二割三分を生み出した。

今は、フランス料理界の巨星、ジョエル・ロブションとタッグを組んでパリにレストラン兼小売り店を開業しようと進めている。日本酒を本格的に広めるには、ワインの本場、パリで知名度を上げることが大切という。

徹底的にこだわりを持ち、ぶれない志で快進撃を続けるサムライ・桜井さん。
日本人として、日本酒の世界的躍進を応援したいものです。

(AK)

【動物的本能】

2016.11.26

弟の娘、いわゆる姪っ子が2歳3か月になった。
相変わらず弟にそっくりだが、髪も結える長さになり、女の子らしくなった。
そして、最近は良く喋るようにもなった。
人見知りもあんまりしなくなってきた。

ただ、依然として、中高年が苦手のようだ。
私の分析では「声がでかい&遠慮なく触れてくる」事が嫌なのではないかと・・・。

私と夫にはとても懐いていて、すごく可愛い。
「○○だ~いすき~」と言ってみたり、夫が他の子にかまっていると「私の○○を取らないで~」とヤキモチを焼いたりする。
夫もメロメロだ。(どこでそんなテクニックを覚えてくるのか、既にツボを心得ている(笑))

先日、祖母の誕生日会で叔父や従兄妹家族(4家族)が集まった。
子どもらは小2~2歳まで5人いて、1年に1~2回は集まることがあるが、まだ記憶もおぼろな2歳の姪っ子は、慣れない環境で少し緊張して大人しい。
そしてやはり、叔父や祖母のことは苦手のようで、話しかけられてもわざと無視してしまう。近づくと逃げてしまう・・・。

ただ、今回とても驚くことがあった。
私(弟)の従兄妹たちが、「おいで」と両手を広げると、自然に吸い寄せられて行き、抱かれても嫌がっていない。
触られて嫌がらない程度は最近よく見るが、自分から寄っていくということはまずない。
妹の方は半年前にも会っているが、兄の方に関しては1年前に1回会っただけのはず。要は、ほほ知らない男性だ。

そして、その従兄妹の奥さんや旦那さんにはダメだった。
とても驚いたし、不思議だった。

(血のつながりを)自分とどこか同じ種類だと、感じるのだろうか。
従兄妹が私や弟に似ているかというと、そんなことは言われたことがない。
そもそも私と弟も似ていない。
何をもって区別しているのだろうか・・・?

経験が足りない分、動物的な本能がと研ぎ澄まされているのだろうか。
考えるのではなく、感じる力。
経験を積んで頭で判断できるようになるまでは、生きるために必要な能力なのだろう。
経験を積むと、感じる前に「考え」て答えを出してしまうが、「感じる」方が正しい判断なのかもしれないと思った。
自分の感じる力はだいぶ鈍っているとは思うが、大事にしてみようと思った。

(NON)

【ラーメンの絆】

2016.11.22

息子の学校の文化祭。

父親あてに模擬店の協力依頼が来たので、参加することにした。
割り当てられた担当は、ラーメン屋。
しかも、担当の時間は11:30~13:00。
ランチタイムのピークである。

「交替しまーす!」

交替の時間にラーメン屋のブースに入ると、責任者のお父さんから
「麺の湯切りをお願いします!」
と指示を受けた。

作業は、見事なまでの分業制になっている。
スープを作る人。
麺を準備して、鍋に投入する人。
麺を茹でて湯切りする人。
麺を器に盛る人。
具を載せる人。
それぞれのポジションで、オヤジたちが役割をこなす。

初対面のお父さんが多い中、声を掛け合い、連携しながらラーメンを作る。
最初はぎこちなかった連携が、次第にスムーズになっていく。

13:30を過ぎても、まだ列は途切れない。
時間を忘れて、ひたすら麺を茹で、湯切りをしていると、最後の麺になった。
それをお客さんに提供し終えると、

「ラーメン完売でーす!」

大きな拍手が起こり、オヤジ同士で健闘をたたえ合った。

単純作業ではあるものの、連携を高めながら、チームで一つの事を成し遂げる喜び。
思っていた以上に達成感がある。
お陰で、オヤジたちの絆も深まった。

でも、ラーメンはしばらく見たくない(笑)

(YOKO)

【ありがたいご縁】

2016.11.8

先日、あるクライアントのR&D部門向け講演で登壇してもらった講師・岩本さんと仕事帰りに飲んで話した。岩本さん、聞くと高校2年までは野球少年だったらしく、一時はプロに進みたいと思っていたとか。ただ、厳しく鉄拳制裁を加える監督とそりが合わず、結局は2年生のときに野球部を辞めたとか。
和歌山出身の関西人で年も比較的近く、グローバルの部分でも話が合って場は盛り上がる。
極め付けは、元オリンピック体操選手コーチの野村さんつながり。

野球関連の話から、岩本さんの知人でプロ野球球団にいた坂井さんが、今は人財育成の会社を経営していて、プロ野球の新人選手の教育もやっているという話が出る。よくよく聞いてみると、坂井さんはウチの会社が初めて企業向けにやった研修で登壇してもらった野村さんの後任社長だとか。
では、またそのうち坂井さんをつないでくださいと言って別れた次の日、岩本さんからメールをいただいた。
「お約束の坂井さんと早速連絡がとれましたので、つながせていただきます。」

坂井さんからも早速メールをいただき、是非お会いしたいとのこと。
やりとりをしてウチの会社に来ていただくことになった。
岩本さんも別の講師からの紹介で最近知り合った。
できる知人ができる別の知人をまた紹介してくれる。

ほんとありがたいご縁です。

(AK)

【接客にガッカリ】

2016.11.1

先日、1日の外出で何度も驚く(残念)接客を受けた。
こんな風に思う私はモンスターカスタマーなのか???

こちらからの質問に対して、答えが定かでないにもかかわらず、自身の判断で即答する→のちに誤対応だと判明するも悪気無し(3件)

ケース1)
フレンチのコース料理中、パンのおかわりをお願いすると
「人数分しかないのでもし余ったらお持ちします」と、言われる。(はじめて断られたので驚く)
→隣の席の客が別のスタッフに同様の要求をしてるのを見ていると「後で新しいものも焼きあがりますが、それまでこちらを」とパンを即サーブされていた・・・。
→しばらくして「余りましたのでそうぞ」と良かったですね的にサーブされる・・・。ありがとうございます。とは言ったものの、なんだか気分が悪い・・・。

ケース2)
5年前から毎年訪れている施設に変化(増設)が見られたが記憶が定かではなかったので念のためスタッフに確認すると「当初から増設はない」と即答される。
→たまたま5年前にお世話になったスタッフと再会し、再度聞いてみると「そうなんんです、昨年の4月に改装(増設)しました」と言われる・・・。
確認もせず自信満々に(誤)回答をする心理って・・・。私には理解が出来ない。

ケース3)
持参するだけでノベルティと引き換えしてもらえると記載のハガキを持って、該当の店で、申し出ると「何か一つでも商品を購入しないと引き換えられない」と言われる。→ハガキを読み直し、再度解釈の確認を求めると、他のスタッフへ確認しに行き、「やっぱり引き換えできるみたいです(笑)」と言われる・・・謝罪なし。
「よかったですね」みたいな顔してるけど、あなたの誤対応で、一旦はこちらが間違えたのかと思って恥ずかしかった私の気持ちは・・・。

全て対応したのは若手だった。
しかしながら、新人の特権である「出来なくても一生懸命」感はなく、「スマートにこなしている風」で誤対応を繰り広げる。彼らに悪気はない。(かわいい・初々しいとも思えないため、自分の寛容度もだいぶ低くなってしまう)
「わからないことは確認する」「お客様の気持ちに寄り添う」
という最も初歩的と思われることができないということは各職場で「何が大事か」というようなことが全く語られていないのだろうと推測できる。
「わからないことを勝手に答えてしまうはずがない」「お客様の気持ちを考えられないわけがない」と決めつけている指導者側にも大いに問題があるということを改めて実感した。
何もできないのがもどかしい・・・。

(NON)

【意外な事実】

2016.10.26

昔も今も多くの人に親しまれている「ラジオ体操」。
ラジオ体操「第2」は、ちょっと恥ずかしい動きがあり、最初は照れながらやってた記憶がある。

そのラジオ体操に「第3」があると知ったのは、大人になってから。
そして最近、「第4」「第5」もあると知ってビックリした!

往年のヒット曲「ロード」(THE虎舞竜)も、実は第13章まであるなど、我々が知らない「続き」が存在していることは意外と多い。

先日、とある研修でリーダーシップの話を聞いた。
その中で、有名な山本五十六のフレーズが紹介された。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば、人は動かじ。」

戦後70年が経過した今でも、本質をついている名言。

実は、このフレーズにも続きがあるということを、その研修で初めて知った。

「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。」
「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」

リーダーシップの要諦だけでなく、人財育成のポイントも的確に示している。

名前を考えるのが面倒で、子供が生まれた時の自分の年齢を名付けた父親に育てられたとは思えない!

山本五十六さん、早速実践させて頂きますm(__)m

(YOKO)

【異業種リーダーシップ2016】

2016.10.18

9月末の軽井沢、今回は3社14名の参加者で開催。
初日は朝から雨模様だったが、自らのリーダーとしてのアイデンティを見つめなおし、どんな人生を送っていきたいかを問い直すところから始める。

3グループの異業種混成チームは開始当初より、よく話をしているし、打ち解けるのも早い。
ただ、雨が上がってはじめの外でやったアクティビティでは、本部・現場に分かれたチームでの連携がうまくとれず、見事に大コケした。

「大丈夫かいな。。。」とこの時、事務局サイドでは思っていた。

その日の夜はBBQ Partyで盛り上がったあと、満天の星空を眺める。
あたりは真っ暗ゆえ、天の川もよく見え、きれいに尾を引く流れ星まで見ることができた。

そして翌日は、アウトドアのアクティビティてんこ盛り。
あるゲームでは、目標達成を意識するがあまりに、本来守るべきルールが疎かになっているところがあり、講師からコンプライアンスの重要性に関して厳しい指摘を受ける。

ただ、最後の高難度アクティビティでは、全員がしっかり協力しながら、ルール遵守をチームメンバー自身で厳しくチェックし、見事に全員で目標をクリア。
モチベーションも最高潮にあがり、素晴らしいフィニッシュに持って行けた。

今回のメンバー、みんな粒ぞろいでとっても前向き。
3か月のインターバル課題をやり終えて、また1月に会うのが楽しみです。

(AK)

【踏ん張りどころ】

2016.10.13

6月から始めたホットヨガ。
はじめのうちは、かなりのハイペースで通っていた。
週に4~5回とか・・・。

9月からは仕事が忙しくなるシーズン。
週に1~2回に減ってしまった。

更に、ここ数日も痛感しているが、寒い。
私の最も苦手な時期がやってきた・・・・・。

冬を少しでも快適に乗り切るため、ホットヨガや朝ごはんを始めたのだけど、やっぱりまだ寒い。
すでにちょっと布団から出るのすら億劫になりかけている。

いけないいけない。
ここに進捗を記載することで、自分を鼓舞する。

ヨガは、行ってしまえば、プログラムもどれもしんどくはなくなったし、終わった後はともても気持ちが良い。
続けることが最善だと頭では理解している。
後は気持ちの問題。

この冬が踏ん張りどころ。
コンスタントに続けて阿波踊り同様、趣味の一つにしたい。

(NON)

【ピンチをチャンスに】

2016.10.4

長崎県のテーマパーク「ハウステンボス」。
HISが再建に関わって今年で6年目。
矢継ぎ早に新たな手を打ち、入園者数は順調に回復している。
その陣頭指揮をとっている方の講演を聞いた。

長崎県は人口減のペースが速く、集客もさることながら、労働力の確保が喫緊の課題。
限られた労働力で、いかに運営するかが重要となる。

集客は、半分近くが九州以外からお越しになる方。
長崎まで時間もコストも結構かかる。
多くの方に来てもらうには、相当な動機づけが必要。
そこで、誰も見たことがない、やったことがないことをやろうという「オンリーワン・ナンバーワン戦略」を掲げている。

その2軸から生まれたのが「変なホテル」。
当初は、いかに少ない人数で運営できる、生産性の高いホテルを作るかを検討していた。
その解決策として、ロボットの導入を決め、さらにオンリーワンのホテルを目指すべく、ロボットが運営するホテルを前面に出すことになった。

「ピンチをチャンスに変える」

まさに、これがそう。

今では、世界中から多くの方が視察に訪れ、来年には「変なホテル」の2号店を関東にオープンすることとなった。

ハウステンボスは、そのほかに、農業や発電にも取り組み始め、将来の食糧問題やエネルギー問題に対応できるよう、チャレンジを続けている。

社内では、「資料は作るな!」「1.2倍のスピードで歩け!」など、生産性向上に向けた取り組みを進めている。

久しぶりに、ハウステンボスに行ってみようかな。
(YOKO)

【3代目】

2016.9.27

先日、ボクの乗っている車のディーラーの元担当営業Mさんと初めてゴルフをご一緒した。

Mさん、ウチのマンションの仲良しゴルフ仲間からご紹介いただいた如才ない優秀な営業マン。この春に何ヶ月かぶりに会うと、「実はオヤジが亡くなって会社を継ぐことになり、この夏で今の会社を辞めることになりました。」と言う。

社員も何人かいて悠々自適な社長業をやっているのかと思ったら、実情は全く違っていて驚いた。会社は30年前におじいちゃんが創業して、その後、オヤジに引き継いだらしいが、社長一人のワンマンカンパニーとのこと。しかも、オヤジは体調が悪くなったのに、ぎりぎりまで病院に行かず、末期がんが見つかって、昨年11月にあっという間に逝ってしまったとか。全く未知の業界でしかも引き継ぎも十分にできずに、家業を継ぐことになった。

得意先はあるし、自分がやるしかないので、ディーラーに勤めながら半年間は夜と休みの日に家の仕事をしていたという。しかもPCに強くなかったオヤジさん、資料はすべてアナログで調べるのにいちいち膨大な資料をひっくり返さないといけないという。

ディーラーを辞めて2か月でようやく落ち着いてきて、ゴルフも少しはできるようになったが、それまでの半年は、まさに仕事漬けの日々で、10キロ近く痩せたとか。

ま、人生いろいろありますね。
39歳の3代目Mさん、今は、一ゴルフ仲間として、2代続いてきた稼業を盛り上げてゆくよう、頑張ってほしいものです。
(AK)